ブログ作成ツールのMovable Type Enterpriseにクロスサイトスクリプティングの脆弱性が見つかった。
シックス・アパートのブログ作成ソフトウェア「Movable Type Enterprise」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が見つかった。情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)が1月8日、Japan Vulnerability Notesに情報を公表した。
脆弱性は、Movable Type Enterprise 4.22以前のバージョンに存在する。アプリケーション管理画面の一部で適切に入力がエスケープされないことに起因するもので、今回の脆弱性は2008年12月に公表した内容とは異なるという。脆弱性が悪用された場合、特定のWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。
シックス・アパートは、2008年12月3日に公開したMovable Type Enterprise 4.23で今回の脆弱性に対処済み。ユーザーにはアップデートを呼び掛けている。IPAとJPCERT/CCは、シックス・アパートと協議の上、新たに情報を公開した。
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