連載
» 2009年01月19日 00時00分 公開

スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門:net――Windowsネットワークの完全制御 (1/3)

NETコマンドは、MS-DOS 3.1から備わっているコマンドで、Windowsのネットワークにかんする情報表示・設定・変更などをコマンドラインから制御できる。Windowsネットワークを掌握するために欠かせないコマンドだ。

[嶋川裕馬,ITmedia]

netコマンドの肝は「サブコマンド」

 NETコマンドはそれ単体で利用するものではなく、サブコマンドを必ず併用する(サブコマンドなしに実行するとヘルプが表示され、何も実行されない)。サブコマンドは全部で22種類存在する。コマンドオプションも豊富であり、NETコマンドの活用は難易度が高い。しかし、不安定であったり、回線速度が遅かったりするネットワーク環境では、コマンドラインを利用した方がスムーズにネットワーク利用ができるため利用価値は高い。以下それぞれのサブコマンドについて、使用例とともに紹介していこう。なお、本稿は3ページに分けて掲載している。アカウントの操作全般については2ページ目で、共有リソースやサービスの操作全般は3ページ目でそれぞれ取り扱っているので、必要とする情報に応じて読み進めていただきたい。

ヘルプ関連

help――ヘルプおよび開始可能なサービスの一覧
オプション 使用例 詳細
services net help services 開始できるサービスの一覧を表示
syntax net help syntax 用いられている表記規則を表示
<各サブコマンド> net help helpmsg サブコマンドのヘルプを表示。使用例ではhelpmsgコマンドのヘルプを表示している

helpmsg――ネットワークメッセージの詳細情報表示
オプション 使用例 詳細
<メッセージ番号> net helpmsg 2182 指定したメッセージ番号の詳細なヘルプを表示。使用例では、2182エラーメッセージのヘルプを表示している

詳細情報

config――サーバサービス・ワークステーションサービスの情報表示および設定
オプション 使用例 詳細
server net config server サーバサービスにかんする情報表示
workstation net config workstation ワークステーションサービスにかんする情報表示
server /autodisconnect: <分> net config server /autodisconnect: 10 ほかのクライアントからアクセスがない場合に自動的に切断するまでの時間(分)を設定。「-1」と設定すると切断しない設定となる
server /hidden: yes net config server /hidden: yes ブラウザでサーバが表示されないように指定。ただし、UNC(Windowsで用いられているリソースの表記方法)パスの直接指定してのアクセスは可能

statistics――serverサービスもしくはworkstationサービスの統計情報を表示
オプション 使用例 詳細
server net statistics server serverサービスの統計情報を表示
workstation net statictics workstation workstationサービスの統計情報を表示

時間同期

time――別コンピュータもしくはドメインとの時間同期
オプション 使用例 詳細
<コンピュータ名> /set net time server01 指定したコンピュータの時計と同期
/domain:<ドメイン名> /set net time /domain:bbdomain /set 指定したドメインと時間を同期

 地味に役立つWindowsコマンド。コマンドの一覧は「スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門」でご覧いただけます。


       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ

マーケット解説

- PR -