2008年にオープンソースプロジェクトは約1万7000件、47%がCベース

Black Duck Softwareは、2008年に立ち上がった1万7000件を超えるオープンソースプロジェクトの中から、トップ10を発表した。

» 2009年01月27日 12時50分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 米Black Duck Softwareは米国時間の1月21日、2008年に誕生したオープンソースプロジェクトの件数を1万7000件と発表、この中から「今年のルーキー」としてトップ10を発表した。1位は、GnutellaをベースとしたマルチネットワークWebキャッシュプロジェクト「Beacon Cache」となった。

 Black Duckによると、2008年に登録または立ち上がったオープンソースプロジェクトの数は1万7000を数えるという。だが、このうちの57%はダウンロード可能なリリースが1度公開されたのみで、すべてのプロジェクトがアクティブではないようだ。

 Black Duckはこの中から、ダウンロード数やコードの行数ではなく、リリースの頻度や開発活動を評価して「ルーキー」を選んだ。リリースの品質、インフラ、アプリケーション、ツール、コンポーネントなどを持つプロジェクトを上位にランクしたという。

 1位はJavaScriptとPHPをベースとしたBeacon Cache。2位は、C#とPHPをベースとしたアニメーション管理ソフトウェア「AnimeVision」。3位は、ブログアプリケーション「WordPress」向けのテーマとプラグイン「WordPress Themes and Plugins」。4位は、SMTPサーバーを保護する「Artica-postfix」。5位は、ゲーム「sorian-ai-mod」。

 2008年に誕生した約1万7000件のプロジェクトを言語別に見ると、47%がC、28%がJavaだった。スクリプト言語は、 JavaScript(20%)、Perl(18%)、PHP(11%)、Python(10%)、Ruby(6%)の順。多くのプロジェクトが1つ以上の言語を利用しているという。

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