米国のなりすまし被害者は前年より増えたが、1件当たりの被害額は減少した。
米国で2008年のなりすまし被害者数は前年より22%増えたが、被害額は31%減ったことが、調査会社の米Javelin Strategy & Researchが発表した統計で分かった。
なりすましの被害に遭った人は推定で約990万人、被害総額は7%増の480億ドルだった。一方、1件平均の被害額は496ドルで前年の718ドルより減少し、過去5年間の調査で最低のレベルとなった。
なりすまし犯罪に対する認識が高まって発見や解決の取り組みが奏功し、消費者や企業が被害に気付いて早急に手を打つようになったことによるとJavelinは分析している。被害に遭う確率は、女性の方が男性よりも26%高いことも判明している。
調査は2008年10月に、米国の消費者4800人を対象に電話で実施した。
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