Symbian Foundation、プラットフォーム開発計画を明らかに

「Symbian^2」プラットフォームは年内に完成の見通しで、Symbian^2搭載デバイスは年末ごろに登場する可能性がある。

» 2009年03月17日 10時22分 公開
[ITmedia]

 Symbian Foundationは先週、今後のSymbianプラットフォーム開発計画を明らかにした。

 同団体は年に2回のペースでプラットフォームをリリースする計画だ。「Symbian^2」プラットフォームはNokiaのS60 5.1を基盤とし、今年半ばに「Functionally Complete」(機能がそろった状態)となり、年内に「Hardened」(完成)の見通し。Symbian^2を搭載したデバイスは年末ごろに発売される可能性がある。

 Symbian^3は2よりも6カ月遅れのスケジュールで動き、年末にFunctionally Complete版、2010年半ばにHardened版となる予定という。

 開発の手順としては、コード寄贈者からの新機能を加えた後Functionally Complete版をリリースし、その後安定性の強化やバグフィックスを経てHardened版をリリースする。Hardened版リリース後、約12カ月間はバグフィックスを取り込み続けるが、次期バージョンの開発にシフトする。各リリースはRelease Councilがコミュニティーを代表して監督する。

 Symbian^2の機能はほぼ固まっており、Symbian^3の内容のほとんどについては合意が取れている状態という。

 ちなみにSymbian Foundationのデビッド・ウッド氏は「Symbian^2」の読み方について、一番簡単なのは「シンビアンツー」だが、「シンビアン・トゥー・ザ・パワー・オブ・ツー(Symbian to the power of two)」「シンビアンマークツー」「シンビアン・スプリング・ツー」といった呼び方もされるだろうと話している。

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