日本CAはデータ損失を防ぐレプリケーションソフトウェア「CA ARCserve Replication r12.5」の廉価版で、ファイルサーバのデータ保護に特化した「CA ARCserve Replication r12.5 for File Server」の販売提供を7月1日から開始する。
「CA ARCserve Replication r12.5 for File Server」は、5月11日にリリースしたCA ARCserve Replication r12.5の機能の中からデータベースのサポートや無停止テスト機能(アシュアードリカバリ)を省き、ファイルサーバの運用に特化した製品。
日本CAの独自調査によると、有償バックアップソフトウェアを使用してデータ保護を行っている国内企業ユーザーのPCサーバは全体のわずか32%で、68%のPCサーバはデータ保護を行っていないという結果が出ているという。また同社によれば、特にファイルサーバはアプリケーションサーバなどに比べて十分にデータが保護されていないケースが多いという。今回の発表は、そうした現状に対して安価で簡単にファイルサーバのデータ保護を支援するためのものだ。対象ユーザー企業の規模は小規模企業から大企業まで幅広く想定しており、レプリケーション製品の専任販売部隊を組織、パートナー各社への支援体制も強化していくという。「CA ARCserve Replication r12.5 for File Server」の参考価格は98000円(税別)。
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