AT&T、4chan遮断はDoS攻撃回避が目的と説明掲示板のコンテンツは無関係

AT&Tが匿名画像掲示板へのアクセスを遮断したのは「ネット中立法違反」だという批判がネット上で広まっていたが、同社が遮断の理由はDoS攻撃の回避だったと説明した。

» 2009年07月28日 09時53分 公開
[ITmedia]

 米大手通信業者のAT&Tは7月27日、米国で人気の匿名画像掲示板4chan.orgへのアクセスが一部不能になっていた件について、DoS攻撃の回避が目的の遮断だったと説明した。4chanは日本の画像掲示板「ふたば☆ちゃんねる」の非公式海外版ともいえる存在で、アニメの画像や写真が多数掲載されている。26日に4chanの公式ブログが、AT&Tが説明なく掲示板の1つimg.4chan.orgを遮断したと発表し、ユーザーやネット擁護者などからのAT&T批判が高まっていた。

4chan 遮断されていた掲示板

 AT&Tの説明によると、24日にある顧客がimg.4chan.orgに接続しているIPアドレスからのDoS(サービス妨害)攻撃を受けたことが明らかになり、これを回避してほかの顧客への影響を避けるために一時的に当該IPアドレスへのアクセスを遮断した。この遮断の目的は顧客の保護であり、img.4chan.orgのコンテンツにはいっさい関係ないと強調している。

 攻撃の終了が確認できたため、現在は同IPアドレスへのアクセスを復旧させたという。

関連キーワード

AT&T | 掲示板 | DoS | 匿名


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ