マイクロソフトは8月7日、Windows Server 2008 R2の製品体系および価格を公表した。サーバ市場については「仮想化/データセンター/中小規模向けサーバ」の3分野に注力し、それぞれ2倍、3倍、4倍の成長を目指すという。
マイクロソフトは8月6日、同社の時期サーバOS「Microsoft Windows Server 2008 R2」の製品体系および参考価格を公表した。大規模データセンター向け(Windows Server 2008 R2 Datacenter)から中小規模企業向け(同 Foundation)まで、用途に応じて6つのエディションから構成され、ボリュームライセンスでの提供は2009年9月1日から、パッケージでの提供は10月22日から開始される。各エディションの、Open Business(5ライセンス以上)ライセンスを新規に購入した場合の参考価格およびパッケージ価格は以下の通り。
エディション | 税別価格(ボリュームライセンス) | 税別価格(パッケージ) |
---|---|---|
Windows Server 2008 R2 Datacenter | 46万3000円 | ― |
Windows Server 2008 R2 Enterprise | 45万4000円 | 72万円(25CAL付き) |
Windows Server 2008 R2 Standard | 14万円 | 18万8000円(5CAL付き) |
Windows Server 2008 R2 Foundation | (提供はOEM経由のみ) | |
Windows Server 2008 R2 for Itanium-based Systems | 46万3000円 | ― |
Windows Web Server 2008 R2 | 7万7500円 | 8万5800円 |
併せて同社はサーバ市場について「仮想化/データセンター/中小規模向けサーバ」の3分野を注力分野と設定し、マイクロソフトの技術および販売トレーニングを修了したパートナーおよび、対応ソフトウェアを提供する「Windows Server 2008 R2 早期導入支援パートナー」22社とともに、Windows Server 2008 R2の早期導入を促進するという。
マイクロソフト サーバプラットフォームビジネス本部の五十嵐光喜 本部長は特に中小企業向け市場について、「欧米と比較して日本の中小企業では、サーバ導入率が目だって低い。130万社に上るといわれる国内中小企業の競争力向上に、Windows Server 2008 R2 Foundationの提供を通じ寄与していきたい」と意気込みを見せた。
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