「Snow Leopard」で古いFlashに後戻り、Sophosが報告

たとえユーザーが自分でFlashを最新バージョンに更新していたとしても、Snow Leopardを導入すると古いバージョンに戻ってしまうという。

» 2009年09月03日 07時45分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業Sophosの研究者は9月2日のブログで、米AppleのMac OS X最新版「Snow Leopard」に古いバージョンのAdobe Flashが同梱されていることが分かったと伝えた。たとえユーザーが自分でFlashを最新バージョンに更新していたとしても、Snow Leopardを導入すると古いバージョンに戻ってしまうという。

 Mac版Flash Playerの最新版はバージョン10.0.32.18。しかしSophosのグラハム・クルーリー氏によれば、Snow Leopardをインストールすると、脆弱性が解消されていないFlash Player 10.0.23.1に後戻りしてしまう。しかもユーザーにはそのことについて何の告知もないため、知らないうちにFlashの脆弱性を突いた攻撃にさらされる恐れがある。

 Snow Leopardにアップグレードしたユーザーは、Flashが最新バージョンの10.0.32.18になっているかどうか確認し、最新になっていない場合は直ちにAdobeのサイトから入手した方がいいとクルーリー氏は促している。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ