セキュリティなどを強化した法人向け端末、KDDIとウィルコムが発表

法人向けにセキュリティ機能やビジネスアプリケーションを搭載した携帯電話およびPHSの新端末を、KDDIとウィルコムが発表している。

» 2009年10月13日 16時02分 公開
[ITmedia]
KDDIの「W07K」(左)とウィルコムの「WX330J E」

 セキュリティ機能やビジネスアプリケーションを搭載した法人向けの携帯電話およびPHSの新端末を、KDDIとウィルコムが10月13日にそれぞれ発表した。KDDIは29日に、ウィルコムは16日に発売する。

 KDDIが発表した京セラ製「E07K」は、端末を閉じた際に自動的に操作をロックする「とじるとロック」機能や、待ち受け画面の状態で一定時間が経過するとロックする「オートロック」機能、電話をかけると操作をロックする「遠隔ロック」、データを消去する「遠隔データ消去」機能を搭載する。

 また、外部メモリやワンセグ、メディア再生機能は搭載せず、ビジネス用途に特化した。オプションサービス「ビジネス便利パック/GPS MAP」を併用することで、管理者がPCから遠隔ロックをかけられる「リモートロック」機能や、アドレス帳や送受信メール、発着信履歴などの各種データを削除できる「メモリ削除」機能も利用できる。

 ビジネス便利パック/GPS MAPや、イントラネット接続サービス「ケータイオフィス」、文書閲覧ソフト「ドキュメントビューアー」、マイクロソフトのOutlookの機能をネットワーク経由で利用する「KDDI Business Outlook」、名刺管理ソフト「scanR」をプリインストールしている。

 ウィルコムが発表した日本無線製「WX330J E」は、事前登録したパスワードや別の電話機、ライトメールで通信することで、遠隔から電話機の操作ロックや内部の登録データを初期化する「リモートロック機能」搭載している。

 管理者が電子メールの送受信、Web接続、USB接続など機能の一部を制限できるほか、インターネット経由でこれらの設定を遠隔から反映できるオプションサービスの「ビジネス安心サービス」に対応する。

 このほか、オフィスでは内線電話として使うため「オフィスモード(自営標準第2版)」にも対応。屋外でも内線通話ができる定額制サービス「W-VPN」に対応した「WX330J-Z E」も併せて発売する。

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