Second Lifeに企業版、「Second Life Enterprise」がβ公開

「Second Life Enterprise」は企業のファイアウォール内で展開でき、イントラネット並のセキュリティが確保できるという。

» 2009年11月05日 09時16分 公開
[ITmedia]

 3D仮想空間Second Lifeを運営する米Linden Labは11月4日、企業向けバージョン「Second Life Enterprise」のオープンβプログラムを開始した。

 Second Life Enterpriseは通常版のSecond Lifeと同じ技術を基盤としているが、スタンドアロンのソリューションとして、ファイアウォールで保護された企業ネットワーク内で展開できる。これによりイントラネット並のセキュリティを確保できるという。企業は同サービスを社内のトレーニングやミーティング、仮想アイテムの開発やテストなどに利用できる。同サービスにはユーザーやコンテンツの中央管理機能も搭載される。

 Second Life Enterpriseの利用料は5万5000ドルから。βプログラムは第4四半期まで行う予定で、IBMなど14社が参加している。正式公開は2010年前半の見込み。

 また、企業が仮想グッズやアプリケーションを売買できる「Second Life Work Marketplace」も立ち上げる。同サービスでは、サードパーティーからコンテンツを購入してSecond Life Enterprise環境をカスタマイズできる。Work Marketplaceは2010年第1四半期末に非公開α版をスタートする。

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