電気自動車から新市場が生まれる?オルタナブログ通信(2/4 ページ)

» 2009年11月20日 17時04分 公開
[森川拓男,ITmedia]

電気自動車を考える

 最近Twitterに集中しがちだったオルタナブロガーが、久しぶりに別の話題で盛り上がった。

 事の発端は、妹尾高史氏のみんな簡単に自動車製造に参入できるように言ってくれるが、それは、自作でPCが組み立てられたらサーバーメーカーになれる、っていうのと同じでは?。コメント欄でのやり取りのほかに、このエントリーをきっかけにしたエントリーも幾つか書かれた。

ブロガー ブログ 電気自動車を考える
妹尾高史氏 抱き込め!ユーザー、巻き込め!デベロッパー 自動車が売れない理由に関する私的考察3〜【番外編】先日のエントリーへの補足および未だに感じる「電気自動車による市場参入」への違和感
小林啓倫氏 シロクマ日報 EV(電気自動車)の怖さは既存市場が混乱することではなく、新しい市場が生まれること
坂本英樹氏 坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング 「電気自動車時代」への転換で期待される「カンブリア爆発」と価値
林雅之氏 『ビジネス2.0』の視点 EV(電気自動車)から生まれる新市場
廣江慈郎氏 モノを買わなくなった時代、ほな何やったら買うてもええねやろ? 【タイトルでつぶやいてみる実験】 今週は妹尾さんのブログに影響されて、自動車のことを考える機会が多かった。ふと購買意欲が湧いてきたりして。電気自動車が出回るまで待とうかとも思ってましたが、オーソドックスな内燃機関搭載車(フツウの自動車)もイイかなと思いはじめ。なにしろ枯れた技術好きなもので。

 ひと口に電気自動車といっても、どの視点から考えるかで大きな違いが生じる。オルタナブロガーの考察もその1例にすぎない。これらのエントリーをきっかけにして、読者も考えてほしい。

 また、成迫剛志氏「成迫剛志の『ICT幸福論』」の電気自動車に先駆け電気自転車が既に普及段階も、興味深いエントリーだった。派生して山口陽平氏「一般システムエンジニアの刻苦勉励」の中国では電動自転車がヒット中。日本ではバイクが苦戦中。も書かれている。日本と中国では法整備の違いもあるが、電気自転車がこれから日本でも普及していくのか、注目していきたい。

Twitterにおぼれる

 相変わらず話題の尽きないTwitter。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のTwitterのキーワードは1年でほぼ10倍にでは、ブログでTwitterについて書かれた数が、1年間で10倍になったというデータを紹介。日経産業新聞で書かれたツイッターが世界を揺らすという特集記事のポイントも紹介してくれた。

 また、松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」の「千住なう。」松尾芭蕉がTwitterで「奥の細道」を始めていた――2009-11-09のTwitterログからでは、面白いTwitterを紹介。もし松尾芭蕉が生きていたら――と考えると興味深い。

 小林啓倫氏「シロクマ日報」の「劇場型」Twitter活用の是非や、松尾公也氏の伊集院光、ソフトバンクでリアルタイムメディアとしてのTwitterを実感――2009-11-10のTwitterログからで、ソフトバンクモバイルのTwitterマーケティング活用法が紹介された。

 この活用法を筆者は「アリ」だと感じた。企業ブログでも、ブロガーが自由に書いているものもあれば、この日にこのエントリーをアップするなどとこと細かに決めているものもある。そういう意味では、Twitterをマーケティングに使う手段の1つとして、アリだと思うのだ。もちろん小林啓倫氏が指摘するように、この方法だけではTwitterとしての魅力は半減してしまうので、これからのあり方は考えてみるべきだろう。また、これらと合わせて、山岡大介氏のはてな記事広告からのTwitterマーケティング連想も読んでほしい。

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