シトリックスは、デスクトップ仮想化の導入拡大を狙う事業戦略を発表した。既存ユーザー向けやパートナー企業向けの新たなプログラムを展開する。
シトリックス・システムズ・ジャパンは2月24日、企業でのデスクトップ仮想化の導入促進を目的とした事業戦略を発表した。既存ユーザー向けやパートナー企業向けの新たなプログラムを展開する。
営業面では、大企業の新規顧客獲得を担当する「エンタープライズ営業」の体制を3倍の規模に拡張する。また、独自のソリューションを持つシステムインテグレーターとの新規協業にも注力し、技術情報の共有などを強化する。
「Citrix XenApp」の既存ユーザー向けには、Citrix XenDesktop 4への移行を支援する「トレードアッププログラム」を提供。既に利用するCitrix XenAppの同時使用ユーザー数の2倍のライセンス数と交換でき、Citrix XenDesktop 4を新規導入する場合に比べて最大80%のコスト削減が可能になるという。
このほか、同社製品を利用してデスクトップ仮想化サービスを提供するパートナー向けの支援を強化し、コンサルティングや教育、保守サポートなどによるサービスも拡張する計画。顧客企業におけるクラウドコンピューティング環境の導入から運用、保守までを包括的に支援するとしている。
アライアンスパートナー向けには、3月から新プログラム「Citrix Ready」を展開する。同プログラムでは、パートナー製品とシトリックス製品との稼働検証や独自ロゴの提供および使用の認定などを行う。同プログラムに対応したソフトウェア製品やハードウェア製品の拡充を図る。
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