「Google Public Data Explorer」は、世界銀行などが公開する統計データでバブルチャートやGoogle Mapsを使った分布図などを作成し、サイトに組み込むことができるGoogle Labsのツールだ。
米Googleは3月8日、公開されている統計データなどを分析・グラフ化できるオンラインツール「Google Public Data Explorer」をGoogle Labsで公開した。
Google Public Data Explorerでは、世界銀行や経済協力開発機構(OECD)などが公開しているデータセットを利用して、グラフやバブルチャートを作成できる。現在利用できるデータセットは12あり、今後追加していく計画。グラフは、折れ線グラフ、棒グラフ、Google Mapsを利用した分布図、バブルチャートの4種類が用意されている。
グラフにはタイムスライダーを付けることでデータの推移を動的に表示することもできる。このデータの視覚化には、2007年にGapminderから買収したTrendalyzerの技術を利用している。作成したグラフやチャートは、自分のサイトやブログに組み込むことができる。
Googleは、Google検索で頻繁に検索されている統計データのランキングも発表した(トップ80のPDFファイル)。このランキングは、Google Public Data Explorerにどのようなデータセットを追加していくべきかを検討するために調査したものだ。トップは学校の比較で、失業率、人口、消費税、給与と続く。
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