シマンテックは、コンシューマー向けセキュリティ製品のβ版を公開した。
シマンテックは4月21日、「ノートン インターネットセキュリティ 2011」「ノートン アンチウイルス 2011」のパブリックβ版を公開した。専用サイトから無償ダウンロードできる。
今回のパブリックβ版では、PCにダウンロードされるファイルが危険なものであるかどうかを、ユーザーの評判で判断するレピュテーションブロック機能を強化した。ブラウザやメール、インスタントメッセージといったファイルの転送機能を持つあらゆるアプリケーションの動作を監視するようにした。
同社では全世界の5300万ユーザーから脅威情報を収集している。インターネットで流通し始めたばかりのファイルは危険性を断定するのが難しく、レピュテーションブロック機能ではファイルに対するユーザーの評判をほかのユーザーに提供し、ファイルを利用するかどうかを選べるようにする。同社がマルウェアと断定して定義ファイルを配信するまでの間に、同機能がユーザーを保護する。
このほか、「スケアウェア」と呼ばれる正規アプリケーションに見せかけた不正プログラムを駆除するツール「ノートン パワー イレイサー」と、起動可能なリカバリメディアを作成するツールのβ版も併せて公開している。
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