iPhone新モデルの発表に便乗してユーザーをだまそうとする詐欺メールが出回っている。
セキュリティ企業の米Symantecや英Sophosは、米AppleのiPhone新モデル発表を先取りする形で、「iPhone 4Gを無料提供」とうたってユーザーをだまそうとする詐欺メールが出回っていると伝えた。
問題のメールは「We giving our free iPhone 4G」(iPhone 4Gを無料提供)という件名が付き、Appleから届いたように見せかけてある。本文はスペルミスだらけの英文で「私はあなたの地域の担当エージェントとして、常連客に毎週9台の電話を贈る権限を持っています。ちょうど最新のApple iPhone 4Gが入荷しました」などと記載され、短縮URLを使ったリンクのクリックを促している。
リンク先の詐欺サイトはiPhoneの画像と「Test the new Apple iPhone 4G」というキャッチコピーをあしらい、メールアドレスの入力を求めている。だまされてメールアドレスを入力すると、iPhoneがもらえるどころかスパムメールが大量に届くようになってしまう可能性が高い。
なおAppleが6月7日に正式発表したiPhone新モデルの名称は「iPhone 4」(詐欺メールは“4G”と間違っている)。今回と同様の詐欺メールはiPad発売の際も出回ったことがあり、話題の新製品や注目のニュースに便乗してユーザーをだまそうとするのはスパムメールの常套手段になっている。
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