Operaブラウザの最新版が公開、深刻な脆弱性に対処

Opera 10.61がリリースされた。任意のコード実行につながる問題など3件の脆弱性に対処している。

» 2010年08月13日 08時00分 公開
[ITmedia]

 Operaブラウザの最新バージョン「Opera 10.61」が8月12日にリリースされ、3件の脆弱性と多数の不具合が修正されている。

 Operaのアドバイザリーによると、3件の脆弱性の中で最もリスクが高いのは、HTML5カンバスのヒープバッファオーバーフロー問題となる。場合によってはクラッシュを誘発し、任意のコード実行に利用される恐れがあるという。

 このほか、タブのフォーカスを切り替えてインターネットからダウンロードしたプログラムを実行させることができてしまう問題(中リスク)と、ニュースフィードをプレビューしただけで、ユーザーの同意なくそのフィードを登録させることができてしまう問題(低リスク)にも対処した。

 また、「Fraud Protection」(詐欺防止)という機能の名称は、「Fraud and Malware Protection」(詐欺とマルウェア防止)と改称した。Opera 10.61はPC、Mac、Linux版がそれぞれ公開され、Operaは全ユーザーにアップデートを呼び掛けている。

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