EMC、ミッドレンジ向け重複除外バックアップストレージ「DD670」を発表

EMCジャパンはDD670の販売を開始した。従来製品比2倍の性能を発揮するという。

» 2010年08月19日 16時33分 公開
[石森将文,ITmedia]

 EMCジャパンは8月19日、重複除外機能を備えたミッドレンジ向けバックアップストレージ「EMC Data Domain DD670(以下、DD670)」を発表した。同日より販売を開始する。

 DD670は、従来製品のDD660よりも高性能なプロセッサを備え、重複除外の処理速度を向上した。重複除外を分散処理させるソフトウェア「EMC Data Domain Boost」を併せて用いることで、1時間当たり最大5.4テラバイトのデータ転送速度を実現する。これはDD660の約2倍の転送速度となる。

 今回の性能向上によりDD670は、DD140やDD610など比較的小規模なData Domainアプライアンスを使用しているリモートオフィスの、最大90カ所分の複製データを引き受けられるという。EMCジャパンでは「バックアップやアーカイブ用途のほか、災害復旧サイトとしても機能する」としている。

 DD670の価格は、2320万円から(税込、最少構成時)となる。

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