あれ、電話番号なんだっけ……外部記憶装置となった携帯電話オルタナブログ通信(3/4 ページ)

» 2010年08月20日 16時57分 公開
[森川拓男,ITmedia]

裁断→スキャンを非難するなら、iBooksで書籍を買えるようにしてほしい

 買いたい本があるわけですが、この本が結構分厚い。400ページ以上ある本で、読み応えもありそうです。が、荷物を減らしたい、Envelopeスタイルのバッグを使いたい自分にとって、400ページの本は逆行するんですよ、これが。でも、そんな理由で読むのを止めるのも本末転倒。ということで、これがiBooksで販売していればいいのに、と思うのです。

 裁断→スキャンを非難するなら、iBooksで書籍を買えるようにしてほしい:「走れ!プロジェクトマネージャー!」


 iPadが登場してから、電子書籍市場が活性化している。売られている電子書籍だけではなく、紙の本をスキャニングして自ら電子書籍化する――“自炊”をする人も増えているようだ。出版社の中には、電子書籍化を推進するところもあれば、真っ向から反対するところもあるという。この、電子化に反対する勢力に対して異を唱えるのが、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の裁断→スキャンを非難するなら、iBooksで書籍を買えるようにしてほしいだ。

 大木豊成氏は、いかに荷物を減らすかが最近の課題だという。それなのに、買いたい本が400ページ以上もあり、持ち歩くのが不便なのだそうだ。そこで、同じ本をiBooksで販売してくれないかというのが、大木豊成氏の要望。もちろん、同じ値段でも買うと明言している。

 そもそも、大木豊成氏が先日上梓した『iPad on Business』が、iPadで読めないのだ。著者である大木氏はiPadで読めるようにしたいと思っているが、電子書籍化するかしないかを判断するのは出版社であって、著者ではないそうだ。

 電子書籍が一気に普及するのは難しいかもしれない。しかし、iPadが登場し、Kindleなどの電子書籍リーダーも誕生した今こそ、過去のしがらみを断ち切るいいチャンスなのではないか――大木豊成氏の意見に賛同したい。

 そして、本間理絵氏「りえぽんのトレンド見聞録」のその1 「電子書籍なう」事始は、編集者側の意見として興味深かった。併せて読んでほしい。

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