Facebookがユーザーの住所と電話番号をサードパーティーに提供 セキュリティ企業が批判

Facebookはサードパーティーアプリからユーザーの住所と携帯電話番号にアクセスできるようにすると発表したが、セキュリティ企業が批判をしている。

» 2011年01月18日 13時37分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Facebookは開発者ブログで、サードパーティーのアプリケーションからユーザーの住所と携帯電話番号にアクセスできるようにすると発表した。

 Facebookによると、住所と携帯電話番号はユーザー本人が許可した場合のみアプリケーションに提供されるという。友達の住所や電話番号までは提供されないとしている。

 これに対してセキュリティ企業Sophosのブログでは、「例えば携帯電話番号を収集する悪質なアプリケーションが作成され、携帯メールスパムをばらまいたり、勧誘業者に転売する目的でその情報が利用されたりする恐れもある」と批判した。

 さらに「この新機能が犯罪目的で悪用されるのは時間の問題だろう」と述べ、ユーザーは自宅の住所と携帯電話番号をすぐにFacebookのプロフィールから削除した方がいいと助言している。

関連キーワード

Facebook | プライバシー | Sophos


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ