実は私も同じような経験をしたことがあるのです。だから、彼らのあのときの胃が熱くなるような、音が遠くで聞こえるような、あの、あの感じが分かるような気がするのです。
Facebookを取り上げた映画「ソーシャル・ネットワーク」は、筆者のようないちユーザーの視点から見る場合と、サービス提供者側の視点から見る場合とでは、感じ方が違ってくるようだ。それを実感したのが、鈴木麻紀氏「事務局だより」のさよなら、サービスというエントリーだ。かつてサービスの立ち上げを経験した鈴木氏は、映画の中でサービスが立ち上がるシーンなどを見て、共感を覚えていた。残念なことに、鈴木氏が立ち上げたサービスは、今月で役割を終えるという。すでに異動で担当を離れていたとはいえ、思うところは大きいだろう。「私にとっては可愛い可愛い我が子のようなサービスたち。淋しいけれど仕方がないね、ものごとには必ず終わりがあるんだもの。さよなら、サービスたち。そして、お疲れ様でした」。
インターネットの番号や名前空間を一元管理しているIANA(Internet Assigned Numbers Authority) における、IPv4アドレスの在庫がまさに枯渇しようとしています。
IANAのIPv4アドレス在庫が枯渇寸前。数時間後にセレモニー。更に日本語同時通訳(!):インターネット団体職員の独り言
先日、テレビ東京系の「ワールドビジネスサテライト」で取り上げられたIPv4アドレス枯渇問題。前々から複数のオルタナブロガーが警告していた話が、やっとテレビのニュースで取り上げられるようになった。というのも、前村昌紀氏「インターネット団体職員の独り言」のIANAのIPv4アドレス在庫が枯渇寸前。数時間後にセレモニー。更に日本語同時通訳(!)に書かれたように、一般向けのセレモニーと記者会見が行われたからであろう。
岩永慎一氏のIPv4アドレス枯渇という今の状況を眺めつつでも、取り上げている。もちろん、「規格自体が最初からアサインできるアドレス数に限界があったのは、最初から言われていた事」であることは岩永氏も指摘している。しかし、こんなに急速な勢いで枯渇へ向かっていくとは予想されなかったかもしれない。これまで、パソコンなどに限られていたネット接続のデバイスが、携帯電話やスマートフォン、タブレットなどに拡大していった結果、アドレスがあっという間に食い尽くされてしまったのだ。今後、スマートフォンなどの利用が拡大傾向にあることを考えると、恐ろしい限りだ。
なお、前村氏から紹介された大元隆志氏「ASSIOMA」の遂にIPv4アドレスが枯渇。IPv4アドレス枯渇の原因とこれからを解説します。も、合わせて読んでいただきたい。
「今回、ネット上で、無名無数の方々から激しい罵りを受けました。」と自分の被害を語ることはお詫びを書く上ではやっていけないことの上位に挙げられる「大失敗」です。
イギリスで、なかなか興味深い判断が出た。末岡洋子氏「欧州の視点」のツイートはプライベートではなく公式発言」と英国の報道苦情機関によれば、「ツイートの発言はプライベートではなく、公式なものとして掲載記事を公開してよい」という判断が出ているそうだ。海外の話ではあるが、実に興味深い。
坂本英樹氏「坂本英樹の繋いで稼ぐBtoBマーケティング」の河上満栄 前議員失言のお詫びに見る、ネット時代のお詫びの仕方では、Twitterでの失言に始まる騒動を取り上げている。失言してしまい、反省し、ツイートを削除する。――これ自体は、問題ない。
問題はその後処理だった。発言者はこの件をブログでも謝罪したが、「ブログでの謝罪では、問題の所在がTwitterという文字制限に起因すると責任転嫁するかのような内容」だった上、「今回、ネット上で、無名無数の方々から激しい罵りを受けました。と自分の被害を語ってしまった」というのだ。さらにはこのブログも、非難を受けた後に、履歴を残すことなく修正しているという。坂本氏は、「Twitterはアカウントを閉じたのにブログは続けるというのは、発言を修正できる媒体だったら続けられるということなのかと思ってしまいます」と指摘。「ただ消すのでなく、どう考えて消したのか? そしてネット上で書いたことは単純に無かったことにはなかなかならないとどう理解したのか、もう一度語っていただきたい」とまとめている。
失言はどの時代にも存在するが、ことネット時代の失言は、拡散の度合いが違う。そして、一度広がってしまうと、簡単になかったことにできないものだ。
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