デスクトップ版が好評のFirefox 4のモバイル版が、AndroidとMaemo向けにリリースされた。ファイルサイズが小さくなり、Mozillaは標準ブラウザより3倍速いとしている。
Mozillaは3月29日(現地時間)、「Firefox 4 for Android」の正式版をリリースした。日本語版もAndroid Marketからダウンロードできる。同日リリースのMaemo版は、Mozillaのページからのダウンロードになる。
ファイルサイズは約20Mバイト(データを含む)だが、SDカードに移動することも可能だ。Mozillaのソフトウェアエンジニア、ブラッド・ラッシー氏の個人ブログによると、MozillaのJavaScriptベンチマークKrakenでは、Androidの標準Webブラウザより3倍速い結果になったという。
デスクトップ版のFirefox同様に、「Firefox Sync」でほかのデバイスと設定、ブックマーク、パスワードなどを同期できる。ページは左右いっぱいに表示され、タブやページ移動、ブックマークなどの操作ツールは画面の左右に配置されており、必要なときに左右フリックで表示する。
モバイル版Firefoxはデスクトップ版と同じ技術プラットフォームを基に構築されており、HTML5などのWeb技術をサポートする。なお、Flashプラグインには対応していない。Mozillaは将来的にはFlashもサポートしたいとしている。
編集部で実際にAndroid端末(Android 2.2.1)にインストールしてみたところ、SDカードにアプリケーションを移動するとメモリ上のサイズは160Kバイトになった。操作した印象としては、レスポンスがやや遅いと感じられた。
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