Skypeはユーザー情報流出の脆弱性に対処した更新版を、Android Marketを通じて提供開始した。
Android向けSkypeからユーザー情報が流出する恐れがあると指摘されていた問題で、Skypeは4月20日、この問題に対処した更新版をAndroid Marketを通じて提供開始したと発表した。ユーザーは個人情報を守るため、できるだけ早く更新版を導入してほしいと促している。
この問題をめぐっては、Skypeの個人情報の保存方法が適切でなく、悪質なサードパーティーアプリケーションをAndroid端末にインストールすると、端末に保存されたSkypeのファイルにアクセスされる恐れがあるとされていた。
Skypeによれば、これまでのところ、Android端末上のSkypeの情報を不正に利用しようとする悪質なアプリケーションの実例は報告されていないという。
同社は今後も注意深く状況を見守っていく意向だと表明。ユーザーに対しては、Skypeのダウンロードは「skype.com」のサイト、または同サイトにあるAndroid Marketのリンクのみを利用してほしいと呼び掛けている。
(編注:日本のスカイプブログによると、au携帯向けのSkypeでは今回の脆弱性の影響は受けないとのことです。)
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