EMCジャパンが発表したVPLEX Geoは、遠隔地にある異機種混在環境のストレージをリソースプール化できる製品。災害対策にも有効だという。
EMCジャパンは5月25日、「EMC VPLEX Geo」を発表した。同日より販売開始する。
VPLEX Geoは、異機種混在、かつ設置ロケーションも異なるストレージを共通プール化する製品(つまり、VPLEX Geo自体はストレージではない)。約1000キロメートル離れたセンター間のストレージをリソースプール化できる。EMCによると、これは業界初の機能だという。
これによりユーザーは、動的にストレージワークロードの最適化を図れる。また、あるロケーションが広域災害による被害を受けた際でも、ITのオペレーションを被害を受けていないデータセンターへ動的に移動できる。EMCはこういったオペレーションを「ストレージフェデレーション」と定義している。
VPLEX Geoの価格は個別相談。2011年7月1日の提供開始を予定している。
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