今回の「オルタナブログ通信」は、5月12〜18日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「在宅勤務」「Windowsケータイ」「電子書籍」といったテーマを紹介する。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしてほしい。
それでは、5月12〜18日を5月2週とした、過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況グラフを見ていただきたい。
ここのところ200を割り込んでいたエントリー総数が、久しぶりに大台を超えた。その原動力の1つになったのは、この期間にオルタナブロガーとなった次の2人だ。これからの投稿にも注目したい。
デビュー | ブロガー | ブログ |
---|---|---|
5/12 | 空野正輝氏 | 「ネットバー」 |
5/18 | 加藤健氏 | 「ソーシャル&リアルの世界」 |
全エントリーのキーワードランキングにも、変化があった。
順位 | キーワード(カテゴリー) | エントリー数 | 先週順位 |
---|---|---|---|
1 | ビジネス | 58 | ↑(2) |
2 | 社会 | 51 | ↓(1) |
3 | イベント | 43 | ↓(2) |
4 | ストリーミング・動画 | 25 | ↑(5) |
5 | ソーシャルメディア | 21 | ↑(7) |
6 | 17 | →(6) | |
7 | 書評・本 | 16 | ↓(4) |
8 | モバイル | 15 | ↑(11) |
9 | 雑感 | 13 | ↑(13) |
テクノロジー | 13 | →(9) | |
震災以降ほぼ1位だった「社会」が2位へ後退、「ビジネス」が首位に立った。そして、「社会」の中でも、震災に関する比率はかなり低くなり、オルタナティブ・ブログ的には、かなり日常が戻ってきたことを表している。「イベント」が3位に入ったのもそうだ。そのあおりを受けて「書評・本」などが順位を下げたが、エントリー数自体はそんなに変化がない。今後の動向に注目したい。なお、ベスト10以下には、11位に「マーケティング」(11)、12位に「音楽」(10)……と続いている。
それでは5月12〜18日にオルタナブロガーがどのような話題を取り上げたのか、振り返ってみよう。
環境を変えることは、スイッチを入れるトリガーにもなるだろう。むしろ、自分自身のスイッチのオンオフのコントロールができないようであれば、在宅であろうが、職場での勤務であろうが、効率うんぬんの話にはならないだろう。
原発事故の影響で節電が求められる中、対応策の1つとして「在宅勤務」が挙げられている。しかし、日本のビジネススタイルでは、在宅勤務は難しいような気がする。実際はどうなのだろうか。オルタナブロガーも、さまざまな視点で考察している。
ブロガー | ブログ | 在宅勤務できるかな? |
---|---|---|
稲川卓治氏 | 「Godspeedな生活」 | 自分自身のスイッチを見つけて、コントロールする能力 〜在宅でも職場でも〜 |
上田修子氏 | 「実践!SixDegree」 | 在宅勤務を成功させる3つのポイント |
大木豊成氏 | 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 | 在宅勤務がむずかしい、と考えている方へ 在宅勤務の落とし穴 |
佐藤由紀子氏 | 「海外速報部ログ」 | 在宅勤務の向き不向き |
永井孝尚氏 | 「永井孝尚のMM21」 | 在宅勤務で、仕事の生産性が大きく向上する |
松井真吾氏 | 「IT向上化計画」 | ノマドワークキングを導入する前にIT管理者が知っておきたい5つの罠 |
以上が5月18日までに書かれたエントリーだが、これ以降にも同じテーマで複数のブログが書かれているので、合わせて読んで欲しい。オルタナブログサイドメニューに表示される「Special オルタナトーク」の現在のお題にもなっている。
稲川卓治氏「Godspeedな生活」の自分自身のスイッチを見つけて、コントロールする能力 〜在宅でも職場でも〜では、「自宅で本を読むより、スタバなどコーヒー屋さんで読んだ方がなんだかよいこともある。ときには、図書館で籠った方がすいすい進むこともある」という事例を紹介した上で、「環境を変えることは、スイッチを入れるトリガーにもなる」と指摘。「むしろ、自分自身のスイッチのオンオフのコントロールができないようであれば、在宅であろうが、職場での勤務であろうが、効率うんぬんの話にはならない」と断じている。
確かに、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の在宅勤務の落とし穴にあるように、「在宅勤務で一番大事なことは自己管理」である。そこで向き不向きが出る。大木氏のように、「特に自分に甘いので、在宅勤務は向いていない」と自己分析できるならいいが、なかなかそうはいかないものだ。逆に佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」は在宅勤務の向き不向きで、「私は在宅勤務向き」と分析している。問題は「向き過ぎてほとんどひきこもりになっているところ」、「今後改善の余地がある」らしい。
これから、節電などの理由で在宅勤務を選択する人も増えるかもしれない。オルタナブロガーの意見も参考にしながら、効率的に過ごしたいものだ。
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