ソニーやセガを攻撃したLulz Securityが「お別れを言う時がきた」として活動終了を宣言した。
ソニーやセガ、米中央情報局(CIA)などのWebサイトを攻撃したとしているハッカー集団「LulzSec(Lulz Security)」が6月25日(現地時間)、このグループ名での活動を終了すると宣言した。
発表文は一連の活動を航海に例えており、“6人の船員”が「計画した50日間の航海は終わり、われわれはさまざまな評価や批判を後に遠くへ旅立たなければならない」としている。だが、LulzSecの活動をサポートしてきた人々に対し「活動を続けてほしい」と呼び掛けており、発表文とは別に、Twitterで「アンチセキュリティの活動家は今後、Anonymous(別のハッカー集団)に参加することを奨励する」とツイートしている。
この発表文とともに、同集団が一連の攻撃で入手したとする多数のファイルをダウンロードできるリンクも公開した。これらのファイルには、米AOLや米AT&Tの内部ファイル(とされるもの)、ルータのリストなどが含まれる。
宣言後も同集団のWebサイトと公式ツイートは存続している。
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