スマートフォンのセキュリティの“落とし穴”をどうふさぐ?ITmedia Virtual EXPO 2011 プレビュー

モバイルやクラウドなど、ビジネスシーンでのIT活用がますます広がる今、新たなセキュリティリスクも顕在化しつつある。9月13日からの「ITmedia Virtual EXPO 2011」のセキュリティゾーンで、セキュリティリスクに対処するための方法やヒントを得ていただきたい。

» 2011年09月12日 17時53分 公開
[編集部,ITmedia]

 企業ITを取り巻く2011年の話題の1つが、スマートフォンに代表されるモバイルデバイスの活用の広がりだろう。高速のワイヤレスネットワークに接続でき、簡単に持ち歩くことができるモバイルデバイスをビジネス環境に取り入れ、社員の生産性向上や業務効率化に役立てたいというのが、企業の最大の狙いである。

 このようなメリットばかりが注目されるモバイルデバイスだが、企業や組織として利用する上で、セキュリティ対策を考えなければならない。例えば、デバイスを簡単に持ち歩くことができれば、当然ながら、企業の管理が行き届きにくいオフィス以外の場所にもデバイスが持ち込まれる。社員が“うっかり”デバイスを紛失したり、盗まれたりすれば、端末に保存されている重要な業務情報や顧客情報、社員の認証情報などが漏えいする危険性が高まるのは言うまでもない。

モバイルデバイスの落とし穴

田淵義朗氏

 9月13日から30日まで開催される「ITmedia Virtual EXPO 2011」のセキュリティゾーンでは、ソーシャルメディアリスク研究所代表で、日本スマートフォンセキュリティフォーラム PR部会メディアWGリーダーを務める田淵義朗氏が、モバイルデバイスにおけるセキュリティの問題とその対策について解説する。

 モバイルデバイスのセキュリティ対策を、「PCと同じようにすれば概ね大丈夫」と考える企業のIT担当者がいるが、田淵氏は、“BYOD”という言葉でモバイルデバイスとPCの違いを指摘している。

 BYODとは、“Bring Your Own Device”という言葉の略称で、個人所有のデバイスを持ち込むという事象だ。多くの企業や組織がPCを“会社の所有物”と管理・運用しているが、モバイルデバイスでは“会社の所有物”として利用するよりも先に、社員が私物のデバイスを企業内に持ち込んで仕事に活用するというスタイルが出現してしまった。

 さらに、モバイルデバイスは、いつでもどこでもクラウドサービスやソーシャルサービスにアクセスできるという利便性も特徴であり、これがユーザーの広げるポイントにもなっている。モバイルデバイスは、ビジネスツールであると同時に「個人情報端末」という特性を併せ持つわけだ。こうした実情をみれば、従来の「会社所有のPC」を前提としたセキュリティ対策で十分だとは言えないだろう。

 モバイルデバイスのセキュリティ対策は、“プライベートな利用”も考慮しなければならず、技術的なアプローチだけでは不十分である。田淵氏もユーザーにフォーカスして、対策のポイントを解説する。企業・組織としてのモバイルデバイスの安全性をどう確保し、生産性向上や業務効率化を実現するか――「ITmedia Virtual EXPO 2011」のセキュリティゾーンで、最新の情報を得ていただきたい。

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