サーバ障害の予兆を検知、NECが「CLUSTERPRO X」最新版を発売

システムリソースを監視して、障害の予兆段階でサーバを切り替えられるようにした。

» 2011年09月13日 20時02分 公開
[ITmedia]

 NECは9月13日、クラスタソフトウェアの最新版「CLUSTERPRO X 3.1シリーズ」を発売した。サーバの障害の予兆を検知するエージェントツールを搭載し、モバイル端末での利用にも対応する。

 新搭載のエージェントツール「CLUSTERPRO X System Resource Agent」の利用で、当該サーバを停止させる前に、最適な別のサーバに業務を引き継げるようになり、障害時におけるシステムの停止時間を従来に比べて約4分の1に短縮した。エージェントツールでは、Java仮想マシンを監視する「CLUSTERPRO X Java Resource Agent」も提供する。

 また、サーバの稼働状況をAndroid OS 2.2〜3.0を搭載するスマートフォンやタブレット端末でも確認できるようになった。Red Hat Enterprise Linux 6.1とCLUSTERPRO X 3.1をセットにしたパッケージ「Red Hat Enterprise Linux 6 スマートHAクラスタパック」も新たに提供する。

 価格はCLUSTERPRO X 3.1が60万円から、エージェントツールが30万円から、Red Hat Enterprise Linux 6 スマートHAクラスタパックが112万円からとなる。

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