Nokia Siemens、1万7000人の人員削減を発表

通信機器大手のNokia Siemensが、主力のモバイルブロードバンド事業へのリソース集中を目的としたリストラを発表した。2年間で全社員の約2割を削減する計画だ。

» 2011年11月25日 09時42分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 フィンランドのNokiaと独Siemensの合弁通信機器会社Nokia Siemens Networksは11月23日(現地時間)、2013年までに13億5000万ドルのコストを削減する目的で、従業員の1万7000人のリストラを実施すると発表した。

 同社の11月現在の従業員数は約7万4000人であり、リストラ対処は全従業員の約23%に相当する。人員削減のほか、固定電話基地局などの事業を売却あるいは閉鎖し、主力のモバイルブロードバンド事業に集中するとしている。同社は2010年に、米Motorolaの無線ネットワーク事業を約12億ドルで買収している。

 同社の第3四半期(7〜9月期)の売上高は34億1300万ユーロ(約45億4700万ドル)、営業損失は1億1400万ユーロ(約1億5200万ドル)だった。

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