日立、高集積ブレードサーバの新モデルを投入 Hadoop活用支援策も提供へ

日立製作所は、「HA8000-bd/BD10」の新モデルとしてインテル Xeonプロセッサを採用し、ストレージ容量を従来比で約2.3倍に増加させたブレードサーバを発売する。

» 2012年02月06日 14時18分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は2月6日、ブレードサーバのエントリーモデル「HA8000-bd/BD10」シリーズの新モデルとしてインテル Xeonプロセッサを採用した「HA8000-bd/BD10 X2モデル」を7日に発売すると発表した。併せて、同製品を活用したHadoopの導入・構築の支援サービスや、パートナープログラムも提供することも明らかにした。

HA8000-bd/BD10

 新モデルは、従来のインテル Coreプロセッサに加えてインテル Xeonプロセッサ E3ファミリーにも対応したことで処理能力を向上。42Uラック1台に最大320台のサーバブレードを搭載でき、サーバブレード1台当たり約1キロという軽量設計を採用する。1ベースユニット当たりのストレージ容量も従来の約2.3倍となる45テラバイトに拡張可能。データセンター事業者やコンテンツ配信事業者など多数の物理サーバを集約して運用したいとする企業や、“ビッグデータ”と呼ばれる多種・大量のデータを処理するHadoop技術を活用したいという企業に最適な製品だという。

 Hadoop関連の施策では「HA8000-bd」をシステム基盤とする「Hadoop導入・構築支援サービス」と、「HA8000-bd Hadoop Partnership プログラム」を開始する。

 Hadoop導入・構築支援サービスではHadoop環境に必要なLinux OSやHadoop、Java SDKを標準設定でインストールする「インストールサービスfor Hadoop」と、各種パラメーターを設定する「プラットフォーム設定サービス for Hadoop」を提供。Hadoop導入にかかる期間を短縮するという。HA8000-bd Hadoop Partnership プログラムは、Hadoop環境で使用するミドルウェア、アプリケーション、ソリューションを提供する企業が対象。「HA8000-bd」と参加各社の製品をHadoop環境で組み合わせた際の動作検証や共同マーケティングなどを行う。

 新モデルの価格と出荷開始時期は以下の通り。

製品・サービス名 形状 価格 出荷開始時期
「HA8000-bd/BD10 X2モデル」サーバブレード 2スロット、ブレード 27万1950円から 2月17日
「HA8000-bd/BD10 X2モデル」サーバブレード 1スロット、ブレード 12万9150円から 2月17日
HA8000-bd用5Uベースユニット ベースユニット(シャーシ) 12万9150円から 2月17日
インストールサービス for Hadoop 個別見積り 2月17日
プラットフォーム設定サービス for Hadoop 個別見積り 2月17日

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