仮想化を採用する企業は増えているが、仮想という新たな階層が加わり、様々なOSやアプリケーションが同一の物理サーバー上で稼働し、インフラ管理を複雑で困難なものにしている。 本書では、仮想化環境において適切なパフォーマンス管理を行うための実践的な手法を解説する。
仮想化により、物理サーバーを集約し、利用効率を上げ、コストを減らすシナリオは魅力的である。だが、一方で、仮想化環境におけるパフォーマンス管理には次のような課題が存在する(VMwareの場合)。
従来の監視ツールでも、ESXホストや仮想マシンのリソース状況を把握することは可能だが、仮想マシン上で稼働しているアプリケーションの可用性を監視するのは極めて困難である。
では、このようか課題にどのように対処すればいいのだろうか?
本書では、エンドユーザーの視点から、アプリケーションのパフォーマンスを可視化し、仮想/物理両方の環境を関連づけ、パフォーマンス問題の原因を的確に把握するためのソリューションについて解説する。
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