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» 2012年02月25日 12時00分 公開

オルタナブログ通信:汝、自らを信じるなかれ (2/3)

[森川拓男,ITmedia]

一番信用できないのは自分?

 便利さと危険が表裏一体だということは、ほとんどのユーザーは認識していないんじゃないでしょうか。

 プライバシー保護で一番信用できないのは自分:海外速報部ログ


 高橋誠氏「点をつなぐ」の「panda-world.ne.jp」からの不審なアクセス?で、気になることが報告された。「PCでGmailを使っていたら、『Google アカウントで不審なアクティビティが検出されました。このアカウントを引き続き使用する場合は、新しいパスワードを作成してください。』という警告」が赤い文字で出てきたというのだ。「その文字からリンクしていた『このアカウントのアクティビティ』というページを見たところ、アクセスタイプ不明で『panda-world.ne.jp』からアクセスがあったと出ていて、これはまずいとすぐにパスワードを変更」した。高橋氏は「Gmailには自分のメールを全部集約」しており、「Googleアカウントをのっとられたらかなり困ったことになる」からだ。

 そして問題のドメインを調べたところ、意外なことが判明した。「『panda-world.ne.jp』はソフトバンクモバイルのドメインで、どうやらiPhoneからのアクセスだった」というのである。「普段iPhoneでGmailをチェックしていても警告が出ないのに、数日前だけ警告が出たのか」がよく分からないものの、大事に至らなくてよかった。

 インターネット社会になり、さらにスマートフォンなど端末が小型化して利便性が高まるにつれ、より敏感になるのがプライバシー関連だ。ここで何よりも重要なことを気付かせてくれたのが、佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のプライバシー保護で一番信用できないのは自分だ。

 スマートフォンやFacebookなどのアプリには便利なものが多く、つい使ってみたくなる。しかし、そこに落とし穴がある。例えば「Gmail用のサードパーティー製アプリにはいろいろ便利なものがありますが、これらを使おうとするとOAuth認証でGmailアカウント(=Googleアカウント)への接続許可を求められ」、「自分のそれまでのGmailのメールや(場合によっては)アドレス帳データをそのサードパーティーに提供する」ことを、「認証するときにそれをちゃんと意識している人がどのくらいいる」のかということだ。佐藤氏は「それが怖いので、便利だと知っていても私はほとんどアプリを使わない」とまでいう。極論を言えば「安易にクリックすると何が起きるか分からない」わけだ。「人を疑うのは疲れますが、自分の身は自分で守らないと」いけないのである。

自分の情報がネットに漏れていないか調べる方法


 ネット上で自分の情報が流れてはいないだろうか――会員情報の漏えい事件などが報じられると、自分の情報もどこかに……と考えても不思議はない。そこで参考になるのが、新倉茂彦氏の自分の情報がネットに洩れてないかチェックする方法(Googleアラート)で紹介されたものだ。「チェックすることは必要ですが、それ以上『セキュリティ』を気にしないことだ」という意見にも賛同だ。「個人情報だ、プライバシーだと、気にしすぎても、すでに流通している情報もありますし、どっかで洩れた場合もあるでしょうが、大きな問題にならないことが大半」なのだから。

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