日本オラクル、SPARC T4プロセッサ搭載のエントリーサーバを発売

前世代に比べて単一スレッド当たりの処理速度を5倍以上に高速化するなど性能の向上を図っている。

» 2012年03月15日 14時53分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは3月15日、SPARC T4プロセッサを搭載したエントリーサーバ「Netra SPARC T4」を発売した。4コアもしくは8コアを選択可能な「T4-1」と、8コアのプロセッサを2基搭載する「T4-2」の2モデルをラインアップする。

 新製品は、前世代製品の「Netra SPARC」に比べて単一スレッド当たりの処理速度が5倍以上に高速化した。プロセッサは8コア時に最大64スレッドを同時並列で実行できる。OSには最新版の「Oracle Solaris 11」を搭載する。

 このほか、ライブマイグレーションに対応した仮想化機能を内蔵しており、追加コストなしでサーバやネットワーク環境を仮想化できる。また通信や医療、金融などの業界標準の暗号化技術にも対応。通信事業者向け機器の仕様規定で最高レベルの「NEBS Level 3」の認定を受けており、高い信頼性を実現しているという。

 価格はT4-1の4コアモデルが152万8436円から、8コアモデルが238万8638円から。T4-2が457万4010円からとなる。

Netra SPARC T4-1

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