IIJとACCESS、クラウド基盤向けソフトを研究開発する新会社設立

ネットワーク仮想化技術などの研究をする「株式会社ストラトスフィア」を合弁で設立した。

» 2012年04月05日 18時55分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)とACCESSは4月5日、クラウド基盤ソフトウェアの研究開発を行う合弁会社「株式会社ストラトスフィア」を同日付で設立したと発表した。

 新会社は、クラウド上でネットワークの仮想化と運用の自動化を実現する技術モデル「Software Defined Network(SDN)」に関するソフトウェアの研究開発を手掛ける。ACCESSが持つネットワークやモバイル関連技術と、IIJのクラウドやネットワークの運用技術を活用する。

 開発するソフトウェアは、製品としてIIJやとACCESSの販売経路でデータセンター事業者や通信事業者、大規模なEC事業者などに提供する計画。第一弾製品としてOpenFlow技術を基にコントローラによって仮想ネットワークの自動設定機能を実装した「SDN IaaS」のβ版を今春にリリースし、その商用製品を、今秋をめどに提供する予定。また並行して、このIaaSと連携するPaaSの開発も進め、2012年度内にクラウド基盤製品のラインアップを拡充していくという。

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