輸送管理ソフトの最新版を発表 SAPジャパン

物流業者に向けて、輸送管理や貨物船の事前予約、貨物管理などが可能となるソフトウェアをSAPジャパンが提供開始した。

» 2012年04月10日 13時50分 公開
[ITmedia]

 SAPジャパンは4月10日、輸送管理ソフトウェアの最新版「SAP Transportation Management(SAP TM) 8.1」を提供開始すると発表した。

 SAP TMは、荷主や製造メーカーなどに向けて、グローバルで輸出入を展開する出荷地点から倉庫や流通センターなどの在庫拠点までのあらゆる輸送プロセスを統合し、コスト、リソース(船舶、航空、陸路、鉄道)、時間を単一のユーザーインタフェースで一元管理できるソフトウェア。最新版では、物流業者向けに、輸送航路以外での集荷や配送の輸送管理、貨物船の事前予約、貨物管理などの機能が追加された。

 具体的には、航海番号や航路、船のスケジュール管理などの情報であるボイージマスターデータを取り込めるようになり、貨物を輸送する船の事前予約が可能になったほか、コンテナの容積と重量を自動計算し、貨物船への積載可能な空きスペースを事前に把握できるようになった。これによって、時間の効率化やコスト削減が実現できるとしている。

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