Apple対Samsungの世界各国での訴訟合戦の発端となったカリフォルニア北部地区連邦地裁での特許訴訟で、両社のCEOが和解に向けた話し合いを開始する。
米Appleと韓国Samsung Electronicsが、特許訴訟の和解交渉を始める。
特許問題をテーマにしている米ブログFOSS PATENTSによると、米カリフォルニア北部地区連邦地裁のルーシー・コー判事が両社に裁判外紛争解決(ADR)の可能性についてコメントするよう求め、4月16日(現地時間)に両社が和解に向けた話し合いに同意する書類を提出した。
同地裁はこれを受け、両社が90日以内に予審判事の立ち会いの下、和解交渉を開始すると発表した。交渉には、Appleのティム・クックCEOとSamsungの崔志成CEO、両社の法務顧問が参加する。
両社はスマートフォンとタブレットで激しいシェア争いを展開しており、世界各国で特許侵害で相互に提訴しあっている。カリフォルニア北部地区連邦地裁での訴訟は、2011年4月にAppleがSamsungのGALAXYシリーズのスマートフォンとタブレットがiPhoneとiPadの特許を侵害しているとしてSamsungを提訴したもので、両社の訴訟合戦の皮切りとなったものだ。
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