米国のChromeユーザーは、プリンタを持っていなくても最寄りの“ビジネスコンビニ”FedEx Officeのプリンタからコンテンツを出力できる。
米Googleは4月18日(現地時間)、全米1800以上に店舗を展開するコピーサービス米FedEx Office(旧FedEx Kinko's)で、クラウド印刷サービス「Google Cloud Print」経由のプリントアウトが可能になったと発表した。
Google Cloud Printは、Google ChromeおよびChrome OS搭載のPC「Chromebook」で、プリンタドライバをインストールせずに印刷できるようにするサービス。昨年1月にAndroidと米AppleのiOSにも対応しており、それらの端末のWebブラウザで開いたGmailとGoogle Docsのコンテンツを印刷できる。
同日から、米国在住のユーザーが印刷したいコンテンツのページでCloud Printを開くと、出力先リストに「Print to FedEx Office」が表示されるようになった。この項目を選ぶとメールで一意な検索コードが送られる。ユーザーはこのコードを全米のFedEx Officeにあるセルフサービスのプリンタに入力することで、目的のコンテンツをプリントアウトできる。
また、2月にAndroid 4.0(コードネーム:Ice Cream Sandwich)向けに公開された「Chrome for Android Beta」をインストールした端末を、Chrome PrintのPDF出力先として選べるようになった(上の画面でもMotorola XOOMが表示されている)。例えばPC上のChromeブラウザで見つけたニュース記事をPDFとしてCloud Print経由で自分のAndroid端末に送付できる。
Cloud Printは、米Hewlett-Packard(HP)、セイコーエプソン、Kodak、キヤノンのプリンタがサポートしている。
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