SAPジャパン、ビッグデータ分野などでアクセンチュア、アビームと協業強化

SAPジャパンは、東京・麹町の新社屋内にアクセンチュアおよびアビームとの共同施設を設立し、ビッグデータ関連ソリューションなどの開発体制を強化する。

» 2012年04月26日 16時47分 公開
[本宮学,ITmedia]

 SAPジャパンは4月26日、企業のビッグデータ活用を支援するソリューション分野などで、アクセンチュアおよびアビームコンサルティングとの協業を強化すると発表した。同日付でSAPジャパンの新社屋内に「アクセンチュア・SAPイノベーションセンター」を設立、さらにアビームとの共同プロジェクトルームも設置し、両社との協業によるソリューション開発に弾みをつける。

 アクセンチュア・SAPイノベーションセンターは、アクセンチュアがSAPジャパンの製品や技術を活用してソリューションを開発し、顧客への提案活動を行うための施設。SAPジャパンは同施設を通じ、アクセンチュアに対して製品や技術の最新情報を優先的に提供していくという。

 これによりアクセンチュアは、例えば「SAP HANA」を使ったビッグデータのリアルタイム分析、行動提起ソリューションや、モバイル端末から基幹データへのリモートアクセスを可能にするソリューションなど、「今まで実現に向けて難易度が高かった」ソリューションの開発、提案を可能にするとしている。

 センター開設当初は電力業界をターゲットとして、スマートメーターで収集するデータの分析ソリューションなどを開発、提案していく予定だ。

 一方、アビームとの共同プロジェクトルームでは、SAPジャパンのソリューション担当とアビームの専任コンサルタントが共同でソリューションの開発、提案に取り組む。具体的には(1)基幹システムのデータをリアルタイム分析し、経営管理への活用を可能にするソリューション、(2)企業のモバイル活用を支援するソリューション、(3)ビッグデータ活用ソリューション、(4)マスターデータ管理ソリューションなどを開発していくという。

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