LinuxベースのモバイルプラットフォームTizenを搭載したSamsung製スマートフォンのプロトタイプが開発者カンファレンスで披露された。
LiMo FoundationとLinux Foundationが昨年9月に立ち上げたソフトウェアプラットフォームのオープンソースプロジェクト「Tizen」のプロトタイプ端末の写真が5月7日(現地時間)にTizenのWebサイトで公開された。このプロトタイプは、9日までサンフランシスコで開催の開発者向けカンファレンスで披露されたもの。
Tizenは、スマートフォン、タブレット、Netbook、車載コンピュータ、スマートTVなど向けのLinuxベースの独自プラットフォームで、HTML5やWAC(Wholesale Applications Community)の開発環境を使ったアプリケーションが動作する。4月30日にはSDKとソースコードが公開された。
Tizenの開発は米Intelと韓国Samsung Electronicsが中心となって進めており、公開されたプロトタイプ端末はSamsung製だ。Cortex A9 1.2GHzデュアルコアプロセッサを搭載し、ディスプレイは4.65インチ、1GバイトのRAM、16Gバイトのストレージを内蔵する。カメラは800万画素と200万画素の2台を搭載する。
公開されたTizen 1.0の紹介動画によると、同プラットフォームはNFC機能も搭載しているようだ。
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