日本IBM、x86サーバの低価格ラインアップを拡充

インテルの新プロセッサや統合管理モジュール、高変換効率電源などを搭載した7製品を新たに発売した。

» 2012年05月15日 14時10分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは5月15日、x86サーバのエントリーモデル新製品7機種を発売した。31日から順次出荷開始する。併せて複数のサーバを同社のx86サーバに仮想化統合した場合の数値効果を算出する「カンタン!IT投資見える化診断」サービスも無償提供も開始した。

 新製品はインテルの最新プロセッサや統合管理モジュール(IMM v2)、高変換効率電源(80 PLUS Platinum認証)を装備し、中堅企業向けに管理性と省電力性の高い仮想化サーバ基盤を低価格で提供するという。また障害予知機能の「Predictive Failure Analysis」も実装し、障害が発生する24〜48時間前に予知して管理者に通知できるとしている。

 各製品の概要や価格は以下の通り。

製品名 概要 価格(税別)
IBM System x3750 M4 従来の2Uラック型サーバモデルよりも集積密度を向上させ、PCIスロット1.6倍(8本)、メモリースロット数を1.5倍(48枚)、SSD搭載台数1.3倍(32台)、オンボードで2ポートの10GbEのネットワークが搭載可能な超高密度2Uラック型エントリー4ソケットサーバ。最大6.4テラバイトのeXFlash(高性能SSD)によりデータベースとSSDを組み合わせた高速I/Oによる中堅企業の基幹システムや、仮想化基盤、科学技術計算や浮動小数点演算のワークロードに最適なサーバ 64万0000円から
IBM System x3630 M4 Intel Xeon E5-2400ファミリーのプロセッサを搭載し、2Uの筐体に最大42テラバイトの大容量のHDDを内蔵可能。高価な外部ストレージ装置が不要で、システム全体の価格を低減 52万0000円から
IBM System x3530 M4 Intel Xeon E5-2400ファミリーのプロセッサを搭載し、1Uの筐体に最大12テラバイトの大容量のHDDを内蔵可能 28万0000円から
IBM System x3250 M4 1Uの筐体にIntel Xeon E3-1200 V2、Core i3ファミリーのプロセッサを搭載し、VMware、Hyper-V、Red Hat、SUSEのKVMなどの仮想ハイパーバイザーに対応 14万0000円から
IBM BladeCenter HS23E Intel Xeon E5-2400製品ファミリー、Pentium 1400ファミリー(シングルCPUモデル)のプロセッサを搭載し、シャーシを選ばない低価格サーバ 19万8000円から
IBM System x3100 M4 Intel Xeon E3-1200 V2、Core i3ファミリーのプロセッサを搭載し、VMware、Hyper-V、Red Hat、SUSEのKVMなどの仮想ハイパーバイザーに対応 7万6000円から
IBM Flex System x220 Intel Xeon E5-2400、Pentium 1400ファミリー(シングルCPUモデル)のプロセッサを搭載し、安価にFlex Systemを構築可能 25万0000円から

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