富士通、コンテナ型データセンターを発売

富士通は約3カ月で構築できるというコンテナ型データセンターを10月から提供する。

» 2012年05月15日 14時27分 公開
[ITmedia]
開発したコンテナ型データセンター

 富士通は5月15日、外気を吸気して間接的に内部を冷却する間接外気冷却方式を採用したコンテナ型データセンターを開発したと発表した。約3カ月でデータセンターを構築できるという。10月から提供を始める。

 開発したコンテナ型データセンターは、自然外気を冷却に利用することでコンテナの外部に冷水供給装置を設置する必要なくコンテナ内の温度調整が可能。湿度やホコリ、虫の混入による機器への影響がないほか、外気が高温の際は空調と併用したハイブリッド熱交換も行える。

 コンテナ内には19インチラックに準拠した構造の専用ラックを採用。ラック背面の左側に機器の電源ケーブル用の電源タップ、右側に信号ケーブル用ホルダを配置する構成で、運用性や保守性を確保しながら狭いコンテナ内でも高密度実装を実現した。

 格納される機器は、PRIMERGY CX400サーバやPRIMERGY RX200サーバ、ETERNUS VX700ストレージなど。独自の運用管理ソフトウェアを提供し、専用ラックや空調、電源などのファシリティ、機器の構成情報や稼働状況などを管理できる。またドアセンサーや煙センサー、温湿度センサー、監視カメラの情報も収集してレポートデータとして出力できるようになっている。

関連キーワード

データセンター | 富士通


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ