ラック、企業内に侵入したコンピュータウイルスを解析する新サービス

コンピュータウイルスの挙動などを解析して情報漏えいの可能性や影響範囲の調査と報告を行う。

» 2012年06月20日 15時39分 公開
[ITmedia]

 ラックは6月20日、企業内に侵入したコンピュータウイルスの解析と情報漏えいの可能性や影響範囲の調査・報告する「ウイルス解析サービス」を開始した。

 新サービスではコンピュータウイルスが「どこから何時侵入してきたか」「その原因は何か」「外部とのやり取りは」「仲間はいるか」「これまで何をしていたか」といった挙動を解析することで、コンピュータウイルスが原因となる情報漏えいリスクに対処するもの。

 同社によれば、企業のセキュリティ対策ではコンピュータウイルスの侵入を防ぐことが重点になっており、侵入後の対応策が十分ではないという。ウイルスを発見して駆除するだけでなく、挙動を調べることで被害実態の把握と効果的な再発防止策を講じる必要があるとしている。

 サービス内容と料金は以下の通り。

サービス名称 サービス内容 価格
基本パック 動的解析72時間パック(1検体)。自社内で感染したウイルスの特性、挙動、情報漏えいの可能性などを、受付後36時間以内をめどに概要をメールで報告。72時間以内をめどに解析結果の報告書を提出する。 10万円から
オプション追加パッケージ 検体抽出、静的解析、現地報告会、ウイルス対策ベンダーとの調整、法的対応のアドバイスなどを行う。 個別見積り
デジタルフォレンジック調査 外部との通信機能、管理者パスワード窃取機能、など情報を筒抜けにされている可能性がある場合などは、データの実際の保存先の科学調査を行い、何を盗んだ(盗もうとしたか)などを洗い出し、報告する。 個別見積り

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