CA、統合ID管理ソフトの最新版発売 コーディングレスでポリシー設定が可能に

「CA IdentityMinder」の最新版ではクラウド環境におけるID不正利用の防止機能なども強化した。

» 2012年08月27日 16時01分 公開
[ITmedia]

 CA Technologiesは8月27日、統合アイデンティティ管理製品の最新版「CA IdentityMinder r12.6」を発売した。1000ユーザー時の参考価格は576万円(税別)からとなる。

 最新版にはコーディングを行うことなくWebGUIでビジネスポリシーやロジックを定義する「Policy Express」機能を搭載。例えば、「ユーザ作成」時に属性として「姓(ローマ字)」と「名(ローマ字)」の値を取得して社内で固有の「メールアドレス」を自動生成する、「ユーザ作成」または「ユーザ変更」のタイミングで「入社日」を取得してその値が現在よりも未来ならシステムにアカウントを作成しないといったロジックを定義できる。GUIで構成管理が行える「Config Express」機能も提供する。

 またCA SiteMinderで提供されているパスワード設定機能を同ソフトでも標準機能として搭載、従来に比べ強固なパスワードを利用し、不正アクセスの防止やコンプライアンス対応の強化を可能にするという。暗号アルゴリズムでは「SHA-2 SSL certificate hashing」を採用、SHA-1のSSL証明書に代わってSHA-2を利用ができるようになっている。

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