“今夏”予定だった「Windows Phone 8」のSDK提供が“年内”に延期

Microsoftの次期モバイルOS「Windows Phone 8」向けアプリのSDKのリリースが、Windows Phone 8のリリースと同時になる。

» 2012年09月06日 15時29分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは9月5日(現地時間)、6月の「Windows Phone 8」発表時には“今夏に提供の予定”としていたアプリ開発者向けのSDKのリリースが、Windows Phone 8のリリースと同じ時期になると発表した。

 同日、フィンランドのNokiaがMicrosoftとともにWindows Phone 8搭載のフラッグシップ端末「Lumia 920」を発表したが、Windows Phone 8のリリース日はまだ発表されていない。

 それに先立って9月12日に、ほぼファイナル版のSDKをWindows Phone 8 SDK Preview Programに参加してアプリを制作する一部のパートナーおよび開発者に提供するという。ただし、このプログラムへの参加は限られたものになるとしている。詳細は9月12日に発表する。

 Windows Phone 8ではWindows Phone 7.5向けアプリの稼働も保障されているが、Windows Phone 8向けの完全なSDKのリリースがWindows Phone 8のリリースと同時となると、リリース当日にアプリストア(Windows Phone Storeになる模様)に並ぶWindows Phone 8アプリは、一部のパートナーおおび開発者によるものだけになってしまいそうだ。

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