米Microsoftは6月20日(現地時間)、サンフランシスコで開催の「Windows Phone Summit」において、次期モバイルOS「Windows Phone 8」(コードネーム:Apollo)を発表した。ハードウェア、ソフトウェアともに大幅に強化されたものになり、現行端末からのアップグレードはできない。
Windows Phone Program Management担当副社長のジョー・ベルフィオーレ氏はWindows 8とのカーネル共有を「Shared Windows Core」と説明し、カーネル、マルチメディア機能、セキュリティ機能など多くのコンポーネントをPCとモバイル端末で共通にすることで、ハードウェアメーカー、アプリ開発者、ユーザーのすべてにメリットを提供できるとした。
同モバイルOSのリリースはWindows 8と同時期の今秋になる見込みだ。現行の「Windows Phone」搭載端末はWindows Phone 8にはアップグレードできないが、Windows Phone 8リリース後に「Windows 7.8」へのアップデートが実施される。
Windows Phone 8の主な新機能は以下の通り。2月のリーク情報はほぼ正しかったようだ。
企業向け機能としては、以下のような機能が追加された。
開発者向けのSDKおよびVisual Studio 11ベースの開発ツールは今夏に提供。搭載端末はまず、Nokia、Huawei、Samsung Electronics、HTCが発売する見込みだ。これらの端末はすべて、Qualcommの次世代CPUを搭載する。
Windows Phone Summitのすべてのセッションは特設ページでストリーミング視聴できるようになる予定だ。
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