Intelが7〜9月期の売上高予測を約8%引き下げた。企業向け市場の軟調や新興国市場での需要減速を理由としている。
米Intelは9月7日(現地時間)、第3四半期(7〜9月)の売上高予測を、7月発表時の143億ドルプラスマイナス5億ドルから132億ドルプラスマイナス3億ドルに下方修正した。約8%の引き下げになる。企業向けPC市場の軟調や新興国市場の需要減速を理由としている。
同社の2011年第3四半期の売上高は142億ドルだったので、前年同期比で減収になる見込みだ。四半期ベースで減収になるのは3年ぶりになる。
米Gartnerが7月11日に発表した第2四半期の世界PC市場調査報告によると、同四半期のPC出荷台数は前年同期比0.1%減の8750万台だった。Gartnerは、Intelが提唱するUltrabookは、まだアーリーアダプターの段階だと指摘している。
米Microsoftの次期OS「Windows 8」搭載PCが発売されるのは、10月26日以降になる。
Intelは、10月16日に第3四半期の業績を発表する。
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