米Intelが7月17日(現地時間)に発表した2012年第2四半期(4〜6月期)の決算は、売上高が前年同期比3.6%増の135億100万ドル、純利益は4.3%減の28億2700万ドル(1株当たり54セント)だった。営業利益は2.6%減の38億3200万ドル、粗利益率は前年同期比で1.4ポイント上がり、63.4%だった。非GAAPベースの1株当たり純利益は56セントで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の52セントを上回った。
部門別では、売り上げの約69%を占めるPCクライアントグループの売上高が4.4%増の86億8400万ドル、サーバ向けプロセッサを扱うデータセンターグループの売上高が前年同期比15%増の28億400万ドル、モバイル端末やNetbookなどを扱うその他の部門の売上高が20%減の1億1100万ドルだった。McAfeeやWind Riverを含むソフトウェア&サービス部門の売り上げは14.7%増の5億8600万ドルだった。
第3四半期(7〜9月期)の見通しについては、売上高を143億ドルプラスマイナス5億ドル、粗利益率は63%と見込んでいる。
同社は2012年通年の売上高の伸び予測を、従来の「1桁台後半の伸び」から3〜5%に下方修正した。
ポール・オッテリーニ社長兼CEOは「第3四半期は、世界経済の減速の影響でわれわれの成長は緩やかになる。Ultrabookと、下半期のIntelベースのタブレットおよびスマートフォンの登場で、2012年とその先もいい位置に付ける」と語った。
Intelの主力であるPC市場はタブレットやスマートフォンの台頭で減速している。米調査会社Gartnerの11日の発表によると、第2四半期の世界PC出荷台数は前年同期比0.1%減で、7四半期連続の低成長だった。
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