GoDaddyのサービス障害はサイバー攻撃に起因するものではなく、社内の問題が原因だったと同社が発表した。
米大手ドメイン登録事業者GoDaddyのサービスが障害に見舞われた問題で、同社は9月11日、障害はサイバー攻撃に起因するものではなく、社内の問題が原因だったと発表した。障害は米太平洋時間の10日午前10時ごろに発生し、午後4時までには完全復旧したとしている。
この問題ではGoDaddyが大規模なサービス妨害(DDoS)攻撃を受けたと伝えられ、ハッカー集団のAnonymousがTwitterでGoDaddyのDNSサーバをダウンさせたと公言していた。さらに、「Anonymousの正式メンバー」を名乗る「Anonymous Own3r」のTwitterでも、GoDaddyをハッキングしてソースコードとデータベースを流出させたと主張している。
一方、GoDaddyでは、今回の障害は一連の社内ネットワークの問題によるルータのデータ表破損が原因だったことを突き止めたと説明し、原因はハッキングでも、DDoS攻撃でもなかったと強調している。また、顧客の情報が危険にさらされた事実はなく、同社のシステムへの不正侵入もなかったと言明した。
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