Adobeが、Webアニメーション制作ツールやモバイルアプリパッケージングツールで構成されるWebスイート「Edge Tools & Services」を、Creative Cloudユーザー向けに提供を開始した。
米Adobe Systemsは9月24日(現地時間)、HTML5に対応したWebサイト構築スイート「Edge Tools & Services」を発表した。Webモーション/アニメーション制作ツールの「Edge Animate」(Edge Previewとして提供してきたもの)をはじめとする7つのツールで構成され、定額クラウドサービス「Creative Cloud」のサブスクリプションベースで提供される。
Edge Tools & Servicesは、Edge Animateの他、レイアウトツールの「Edge Reflow」(発表のみ)、コーディングツールの「Edge Code」(発表・プレビューのみ)、Webページのプレビュー・検証ツールの「Edge Inspect」、無料で使えるWeb向けフォント集「Edge Web Fonts」、有料の商用フォント集「Typekit」、モバイルアプリパッケージングツール「PhoneGap Build」で構成される。それぞれのツールを単体で利用することも可能だ。
月額5000円(年間プラン時)のCreative Cloud有料メンバーシップに加入していれば、Edgeを無償で利用できる。無料メンバーシップ加入者も期間限定で無料で利用できるが、その後(いつからかは不明)Edge Animateは月額14.99ドルに、Edge InspectとPhoneGap Buildは月額9.99ドルになる見込みだ。Edge Animateのみダウンロードしてインストールできる非サブスクリプション版も提供する。こちらは499ドルになる見込み。
なお、Edge Tools & Servicesは「Adobe Creative Suite」とは独立したサービスであり、Adobe Creative Suiteには含まれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.