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Adobe、HTML5アニメーションツール「Edge」公開

» 2011年08月01日 18時59分 公開
[ITmedia]
photo アイコンは「Eg」

 米Adobe Systemsは8月1日、HTML5に対応したWebモーション/アニメーション制作ツール「Adobe Edge」のパブリックプレビュー版を公開した。FlashのようなアニメーションをHTML、JavaScript、CSSなどの標準規格によってWebサイト上で表示できるようにする。

 Dreamweaverなど同社のWeb開発ツールを補完。HTMLにネイティブ対応し、CSSベースのレイアウトデザインを損なうことなくモーションを追加できる。各種描画ツールを使い、CSS3でスタイリングされたHTML要素を生成し、視覚効果の高いコンテンツを制作できるとしている。プレビューはWebKitで行い、コンテンツのデザインや操作を忠実に再現。各種ブラウザやスマートフォン用ブラウザ向けコンテンツの制作が可能としている。

 パブリックプレビューは英語版だが、無償で利用できる。同社はまた、HTML5とCSS3で制作したWebサイト「the expressive web」をβ公開した。

 Flashを擁するAdobeだが、一方でHTML5への対応に力を入れており、同社は「Adobe Edge によって、HTML5 ツールは全く新しい水準にまで進化することになる」とコメント。HTML5関連イベント「Expressive Web Tour HTML5 Camps」をサンフランシスコ、東京、ニューヨーク、ロンドンで開催する予定だ。

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